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J.D.ロブ「イヴ&ローク」24〜27巻感想 [小説 マンガ]

イヴ&ロークシリーズももう27巻まできました。

今一番のお気に入り小説です。
執筆ペースも速くずっと面白いままなのが素晴らしい。


いつもながらあらすじにもなってないよくわからない感想ですが、
多少ネタバレあるので気になる方はここでおやめ下さいね。





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24巻目 母になる冬の死

メルヴィスの出産。

今回はあまり犯人とイヴの心理戦のような
事件の面白さはなかったかな。


p130あたりの会計事務所のトップのおじいちゃんジェイコブスローンと
イヴの会話がなんか好きです。


p176くらいからの
ロークが今まで協力した警察に今回の事件の情報で
会社のために利用すると思われたり、
イヴが言いなりになるバカ女と思われているいうことに
怒ったりして、
イヴに事件を降りてくれという二人の会話も
よかったな。

ロークがイヴに降りてというとは思わなかった。


途中からロークの言い分聞いていると
イヴ降りてくれないかな〜
イヴやロークなしで事件解決すればいいよって思った。


いまやピーボディにまで
イヴとサマーセットの会話を楽しまれています。


今回ちょっとサマーセットの演技が変わってきて
素の部分がでてきた印象。


メルヴィスのベイビーシャワーとか
私もイヴと同じで何で女達はこんなこと楽しいんだろうと
思って読んでいた。


出産前病室でメルヴィスの急遽結婚のとき
サマーセットに亡き妻の指輪貸してもらったりというのも
いいシーン。


メルヴィスと今回事件で関わったメルヴィス友達の妊婦
タンディのベイビー達に
イヴの名前をミドルネーム?に入れられて。


メルヴィスの子供は女の子でベル・イブちゃん。キュート!
タンディの子供は男の子でクウェンティン・ダラス


なんかイヴの人生を考えると感慨深かった。



25巻目 学びの園に葬られ

過去のロークの恋人 マグデラーナが登場

ロークの隣にふさわしい身なりも能力もパーフェクトな女性。

ほんの一瞬イヴにしか見せない眼差しを元恋人に
向けるのをみつけたイヴ。


イヴが傷つき、弱い乙女になっているのがちょっと意外だった。


イブもサマーセットも
ロークがマグデラーナとランチに出かけることに
不信感?を持ってロークに一言。

信頼されてないのかと怒るローク。

マグデラーナのことによって、
サマーセットとイヴの関係も少し進展。

サマーセットの心理描写も増えてきて
イヴを思いやっていたんだなぁと改めて知ることができる。


イヴ 「あの女がきたら教えて!」
サマーセット 「かしこまりました」
ってのもいいね!

サマーセットのイヴ呼び〜〜〜初ですよ!
呼ばれてイヴ、サマーセットに気を張っているのをくずされそうになってます。


サマーセットがロークにマグデラーナのことを
意見するところもスカッとした。

ロークほどの男でもこの手の女に騙されてたのね。


でもロークにとってのイヴはこんな女とは比べ物にならない
大切なもの。

話し合って仲直りしてよかった。
ロークもマグデラーナの策略に気がついてよかった。
そして痛烈な関わるなっていう脅しもして、
目が覚めてよかったよ、ローク。


瑕瑾(かきん)という言葉が出てきた。
知らなかった。
意味は
全体としてすぐれている中にあって惜しむべき小さな短所。欠点。


ピーボディやメルヴィス、マイラに弱音を吐くことが
できるようになって、イヴ変わったなぁと思う。
メルヴィスの前で泣き出すとは思わなかったよ。


p.408あたりの
サマーセットとイヴのくだりもいいね。
お互いシニカルなやり取りをして笑みを漏らしているんですよ。


ペパローニのピザはイヴの好物なのね。
何だろうと調べてみるとサラミの乗っているピザか。
食べたくなったよ。


イヴが家にやってきてロークにしなだれかかったマグデラーナを
一発殴っているのもかっこいい。
これまたそのあとの「ゴミを放り出してね」という
サマーセットとのやり取りも。


26巻目 殺しはオペラを聞きながら

ペパローニのピザが今回も出てきた。
イヴの好物ですね。

サマーセットもロークに頼まれてだけど捜査に協力


ロークは民間コンサルタントとして自宅ではなく警察署の中でずっと作業。
おまけにここまで長時間
イブの捜査の全てを見るのは初めてで、
イヴに惚れ直してますね。


ローク毎日イヴのグレーのボタン持ち歩いてるみたいだけど
なくさないか読んでで心配しちゃいます。



イヴが犯人の最終ターゲットで
イヴ大丈夫かなと思いながら読んでいましたが、
イヴ強いね。

助け出した女性から子供が生まれてたら
名前をつけるとまた言われています。


最後、犯人に罪を償わせるため、イヴ最後の一線を越えて
ロークに犯人の自己終焉契約の書類を消す依頼をします。


ロークがいなかったら、この犯人は病状が末期的だからという理由で
死を選択する契約を許可されていたので
罪を償うこともなく終わったんだよなー


最後事件解決で沸いている中、
ロークより先にと人をかき分けてバグスターが
イブにKISSを。(いつかやると思ってた!)


27巻目 見知らぬ乗客のように


今回の事件はあとがきでも書かれていたように
アクションもなく「静」な雰囲気に。


23巻目でイヴにマフラーを売った少年ティコが再び登場。
ティコとおばあちゃん家族とのイヴとの会話が温まる。


ティコも賢いのでこのあとも出てきそうかな。
イヴのこういう優しいところも好き。


おばあちゃんがお礼に手作りのレモンパイを持ってきていて。
久々に食べたくなった。


イヴとロークのお金にまつわる喧嘩も。
イヴみたいな自立心のある人は大富豪と結婚すると
めんどくさいね。


確かにイヴも今までロークにいろいろ払わせたりしてきたけど、
捜査のためであったりで、自分のためにはロークには頼らないんだね。
それがロークにしては情けなくもなるわな。

お互いの欠点を再確認して仲直りしました。


出てきた英語

バロックス トゥ ザット 
そんなばかな

これは検索しても出てこなくて。


kick in the ass キック イン ザ アス
ショックな知らせ

アス(お尻)を使った表現スラングなのかな?
はよく出てきますね。


そして、チャールズLCやめてコンサルタントに。
邸宅買ってそこでコンサルタントするんだそう。
マイラに相談したりしてたみたい。
ルイーズと婚約。


いや〜ネタバレ見てたのでわかってたけどさ。
このカップルに全く萌えないのだよねー。
婚約喜んでラブラブな姿とか描かれてもそうですか・・・としか。

チャールズ好きとしてはちょいがっかりである。


ルイーズもいい女なんですよ。
でももっと違う人がよかったな〜


正直もうこれ以上作品中にカップルはいらないわ。
イヴ&ロークだけじゃなくて、大概メインのカップル以外
どうでもいいんだよね。



今までの感想は、

J.D.ロブ「イヴ&ローク」がおもしろい!1〜8巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2016-07-31


J.D.ロブ「イヴ&ローク」9〜11巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2016-10-11


J.D.ロブ「イヴ&ローク」12〜14巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2016-11-28


J.D.ロブ「イヴ&ローク」15〜19巻感想

http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-01-11

J.D.ロブ「イヴ&ローク」20〜23巻+番外編感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-02-13


読んでいただきありがとうございました★



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