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J.D.ロブ「イヴ&ローク」34〜35巻+番外編感想

多忙につき、ちょっと読書ペースがまた落ちてきました。
けど最新まで残り冊数が減ってきてるので
これくらいのペースのほうが長く楽しめそう。


ここまで読んでくると、まったり気味のイヴ&ロークですが、
今回はシリーズの中でも節目となる重要な巻が出てきました!



いつもながらあらすじにもなってないよくわからない感想ですが、
多少ネタバレあるので気になる方はここでおやめ下さいね。






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34巻目 悪夢の街ダラスへ


この巻は特にイヴにとって重要な巻でした。
前巻のウェブスターショックが霞んじゃったわ。


まずは前巻の事件で表彰されたイヴィとピーボディ。

式典にサマーセットもみかけたような気がしてぎょっとするイヴ。
サマーセットやってきたのかー


帰宅後その点をサマーセットとイヴが話すウィットに富んだやりとり?
をしてます。


イヴが警官になった頃すぐ、たまたまつかまえた
犯罪者マックィーンが脱獄して捕まえたイヴをダラスにおびき寄せます。
イヴの暗黒の地ダラスへ。


悪夢もほぼなくなっていたのに
場所がダラスということと共に、
この事件は幼少期のイヴとリンクするので再びひどい悪夢を。


今回はじめてロークを眠っている時に引っ掻いて傷つけてしまいます。


そして今回の犯人のパートナーとなった女性
(パートナーと言っても都合のいい使いっ走り)が
まさかのイヴの実母。
血液でDNA鑑定して間違いなくて・・・
せつない。


マックウィーンはイヴのデータも入手してそうで、
ダラスに呼んだのだろうけど、
イヴの母をパートナーにしたのは偶然のようですね。


ロークは母親がまともだったけど、イヴは
両親共にゲスすぎる。
イヴと同じでなぜかバカ女で哀れすぎて憎めない感じ。


イヴにはローク親戚のような救いはないのか?
ないんだろうな〜


イヴ父リッカーが実の父じゃなければという望みもあるけど
今更わからないしね。


そしてイヴ母犯人に用済みで殺されてしまいます。
その殺人の捜査をするイヴが辛い。


恋に落ちている人はセンチメンタルな思い出のものを持っている。
ロークのポケットにはイヴのグレーのボタン。


そんな話の中で
ロークにイヴはロークからの大きなダイヤのペンダントのほかにも
あることを漏らしてしまいます。


初めて一緒に過ごした時のロークのシャツを
持っていると告白。
まだロークの匂いが残っているんだって。


この告白が今までで一番甘い言葉だと喜ぶローク。
私も意外だったよ。イヴさん。


ロークがイヴのためにマイラをダラスへ呼びます。
一緒にギャラハット(猫)を連れてきてもらっています。
こういう心遣いがロークの素晴らしいところ。

ギャラハットは左右瞳の色がそういえば違ってたね。

疲れ切っていたところへのギャラハットで癒されるイヴ。
いつもくいしんぼなギャラハットもこういう時に
頼りになるなぁ。


ギャラハットの登場の回はうっすらとしか覚えてなかったのだけど、
はじめて猫が現れるまでほしいと思うものがなかった。
なぜかわからないけど自分のところへ連れてきたそう。

私も本読んでてなんで猫飼うことにしたんだ?って思った記憶が。

イヴは
「ギャラハットがいなくて寂しかった。
ピーボディやフィーニー、メイヴィス、おまけにサマーセットまで
恋しくなって最低」と・・・


マックウィーンはイヴにとっても別の始まりだったと。
ニューヨークで彼が閉じ込めていた彼女たちを見て
何をされていたか知って、ダラスのあの部屋に一瞬戻った。
その前にもいろんなことを思い出し始めていたけど、
そのとき知らないふりはできなかったと。


彼があの子達にしてきたことを自分も誰かにされていたと
全部は思い出さなくてもわかった。


そのあと長い間しまいこんでいたけれど、
ロークに会う直前にある事件が起こって・・・

ロークにあってから、全部思い出したと。


ロークに会うタイミングがシナリオのように完璧だったんだなぁ。


ギャラハットは2度もイヴの命を助けてたのか。
そんなことあった記憶があるけど覚えてない・・・
これで3度目です。
ギャラハットの様子がおかしいことでマックウィーンが
イヴのホテルに入り込んでいることに気がつきます。


ロークももっと早く気がついてよ〜
作者はイヴをもうひどいことにはさせないって信じてるけど、
イヴがやられないかヒヤヒヤしちゃった。
(やられちゃったのかとおもったら、イヴの幻想でよかったよ。)


マイラに手当てしてもらっている時に
ロークは自分を愛してくれる。
それまでは誰も愛してくれなかった。メイビィスに会うまではって。
ウェブスターがヘタレだったからね〜


フィーニーもそうだけど言葉では表さない。
でもロークは愛でいっぱいで表現してくれるみたいなことを
言っています。


ダラス警察の人たちとFBIの人たちとも上手く立ち回っていたけど、
ニューヨークのチームが恋しいイヴ。


読み手としてはいつもと違う捜査チームで新鮮でした。



番外編 ダーク・プリンスの永遠

番外編 3編入っています。


ダーク・プリンスの永遠

事件としては一番読み応えがあったものの、
感想があまりない。

イヴ父と同じようなタイプが犯人で
心が乱れてしまうイヴ。それくらいかな〜


六〇六号室の生贄

ロークと縁のある霊能者のイシスさんが出てきました。
この人前にも確か出きたよね?

過去生で、ロークとイシスさんは愛し合っていたけど
唯一の恋人ではなかった。
今回と同じく過去生でもイヴを見つけたようです。


船上で消えた死者

ここではイヴが数分見た夢が印象的。

これは何なの?
パラレルのイヴ(緑の瞳のスリムな黒髪)やローク(金髪の背の高い男)
と子供(もじゃもじゃ頭の少年)?



35巻目 偽りの顔たち


アイコーヴ事件の映画化で、今回は俳優さんたちが
事件の関係者。


事件としてはあまり緊迫した展開ではなく、
イヴも最後に感想を述べていましたが、怪我もせず
終わりました。


パーティでマイラ夫デニスを見かけ
なんてかわいいんだろう、と気持ちが楽になるイヴ。
イヴってデニスお気に入りですよね〜


メディア対応係のキョン初登場。
なかなかの話のわかる使えるわかっている男です。


防護服になっている素敵なジャケットをロークはイヴのために
開発してくれてプレゼント。
イヴと出会った頃から開発していたようです。


イヴも気に入った様子。
ピーボディーやナディーン、レオにもジャケット触らせて〜と
言われるほど素敵なジャケットの模様。


ピーボディはダラスのお土産でロークが選んだ
ピンクのカウボーイブーツを履いてきてお気に入りの様子。


34巻目 悪夢の街ダラスへ
からまだ時間が経っていない設定で
イヴとロークもお互い慎重に接している微妙な状態。


いつもはしっかりしたイヴが内面に持っている
小さな女の子を「僕の女の子」と心の中で呼ぶロークのくだりがいいですね。


ロークにだけ小さな女の子の部分を見せて擦寄る
イヴにたまらない気持ちになっています。


今回ロークの仕事の邪魔になるのも悪いからと
はじめてサマーセットに部下の輸送の依頼をTELするイヴが
進歩したなぁ〜〜


この巻のあとがきに作者はまだまだ年2冊ペース続けると
書かれていたのでご安心をとのこと。


イヴ&ロークやっぱ好きだ。今回も楽しく読めました。


今までの感想は、

J.D.ロブ「イヴ&ローク」がおもしろい!1〜8巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2016-07-31


J.D.ロブ「イヴ&ローク」9〜11巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2016-10-11


J.D.ロブ「イヴ&ローク」12〜14巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2016-11-28


J.D.ロブ「イヴ&ローク」15〜19巻感想

http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-01-11


J.D.ロブ「イヴ&ローク」20〜23巻+番外編感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-02-13


J.D.ロブ「イヴ&ローク」24〜27巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-04-03


J.D.ロブ「イヴ&ローク」28〜30巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-05-24


J.D.ロブ「イヴ&ローク」31〜33巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-06-21



読んでいただきありがとうございました★



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