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J.D.ロブ「イヴ&ローク」9〜11巻感想 [小説 マンガ]

愛読してるイヴ&ロークシリーズの感想続きです。
巻が進むごとにこのシリーズがとても好きになりましたし、
こんなに長く執筆してダレないことに感心します。


J.D.ロブ「イヴ&ローク」がおもしろい!1〜8巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2016-07-31


前回は8巻まとめて感想載せたのですが、
感想長くなったのでこの辺でUPしておきます。



多少ネタバレあるので気になる方はここでおやめ下さいね。




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9巻め カサンドラの挑戦


実は間違って10巻先に読んじゃってたので
知っていたのですが、
ピーボディとマグナムには
こっち先に読んでたら驚いたのかな。

ピーボディ弟ジーク登場。
ピュアな男の子です。オーラも見えちゃいます。


今回はサマーセットがあまり出てきません。
さみしい。

今回の見どころ?は
イヴがロークを怒らせて傷つけてしまったところかな。
警官は独り身の方がいいと思っていると。


ロークがいきなり冷たくなりだして、
いまさらそんなこと思ってるイヴに怒っちゃうの?と
私は思ってしまった。

よく考えれば傷つくとはわかるのだけど
そんなこと言っちゃうイヴというのは織り込み済み
だと思ってた。わかってても傷つく、
もしくはこんなに二人の関係が親密になっているのに
今更まだそんなこと思ってるのかと怒ったのかな。


イヴもすぐやっちゃった感があって、
謝まろうとする。

しばらくの期間ロークが冷たいのがつらいね。


イヴ、
5分間一緒にいて触れられなかったことなど思い出せない。
触れられることが当然になっていたので途方にくれてます。

惨めな気持ちになって、
イヴからロークへキスするのがかわいい。



イヴはまだロークが自分をこんなに愛してくれてるのが
ずっと続かないかもという不安があるのかな。

イヴが成り行きだけど花を買ってきたのも可愛かった。


最後の自由の女神の島のシーンでは
ロークと一緒に戦うのって初めてじゃない?
おまけに後から援護あるけど初めは2人だけ。


ロークを捜査に巻き込むのを
だんだん躊躇しなくなってきつつあるイヴ。
ローク凄腕で役に立つもんね。



あとがきにも書かれていたけど
NYの名所がいくつか出てきたのも
映画などを思い出したりして読み進めていました。

エンパイアステートビル:めぐり逢えたら
海外ドラマ ホワイトカラー


マディソンスクエア、タイムズスクエア:
これは思い浮かばなかった。


プラザホテル:セント・オブ・ウーマン/夢の香り
ゴシップガールにも出てきたね。


グランドセントラル駅:ゴシップガールのセリーナのシーン
この駅ムッチャ素敵!


ロックフェラーセンター:アナザースカイで綾部さんの回


10巻め  ラストシーンは殺意とともに


ピーボディとマグナムが体の関係に。
でもピーボディはチャールズモンローとデートを。
プラトニックなのをピーボディは気にしてるみたい。


マグナムもピーボディに夢中で食べ物で釣ったりと
かわいい。
ロークに恋の相談もしてます。


わたしは1巻目から
チャールズモンローが好きなのですが、
マグナムもいいし、どちらを選ぶか楽しみ。


生涯の恋人というフレーズが事件に出てきて
その時々違う人から
生涯の恋人はイヴとロークのような関係とか言われてます。


それで、イヴがロークのために何かしたくて
はじめてかな?
ディナーを計画して
慣れないテーブルセッティングやムード作りを頑張って
しているのがかわいい。
あのイヴがね〜と読者も嬉しい。

サマーセットもその計画を知って、
花が欠かせないとアドバイスをしたり。


「厳格で冷たい表情を崩さなかったが
気持ちはゼリーのように柔らかくなっていた。」
という描写が〜〜〜


今後サマーセットがデレることはないのか気になってるので
ここにはニヤニヤしちゃった。


イヴがサマーセットを心のサンドバッグにしているから
あえて憎まれ役に徹しているのがいいですね。


そして、イヴが倒れそうになって帰宅したら
ほっておいてといわれても、すぐロークを呼びに行くという。
イヴを陰ながらフォロー。
サマーセット好き!


ロークとイヴの関係も今まででも十分だったけど
より一層深まって。いい夫婦。


ロークもイヴのディナーの用意にびっくりしてます。
はじめはその代わりに何を頼もうとしてるの?と
失敗して傷つけてしまい、イヴをがっかりさせますが、
ロークを喜ばせようとしているだけなのを知って
フォロー。


ロークは二人だけの時間がもっと欲しいから
旅行へ1週間くらい行きたいと思いはじめています。
そしてイヴに何か与えたくてたまらないと。

8巻目に出てきた
若きトゥルーハート巡査もかわいくて
レギュラーになりそうで。


今回の事件でもイヴの過去を思い出させてしまっています。

ピーボディに八つ当たりした際に、
イヴとイヴ父の間に何があったか
わからせてしまうようなことを言ってしまいましたね。
ピーボディかなりショックを受けています。


イヴもピーボディには心を許しているからか
涙腺ゆるくなってますね。


ピーボディのイヴに対するフォローもいいな。


この作品は
ロークの献身的な愛情、
ロークに頼ることもはじめたイヴの変化や
イヴをめぐるあらゆる人間関係が上手く描写されていて、
少しずつ変化してく様が素晴らしいと思う。


イヴの母親が今後どういう人だったか、
ロークという支えや友人たちに恵まれてはいるけど
救いがあればなと思う。


イヴのカードでは許可コード1ってのが出てきて
ロークの会社の製品はタダで買えるそうな。
いいな〜ってみんな思うだろうにイヴは怒ってます。


クローゼットにはロークがたっぷり洋服を買って
入れておいてくれます。
今のカシミアのセーターとか、赤いドレスや下着とか、
シャツなど。

ここは買い物行かなくていいのでありがたがっている。


今回の被害者は救い用ないクズだったね〜


11巻め ユダの銀貨が輝く夜

イヴは茶色の瞳だったか。
8巻目で出てきたイヴが一度だけ関係があった
ヴェブスターが再度登場。(ロークは恋人って形容してますが)
でもイヴと深く?関わるのはこれっきりだろうな〜


ヴェブスター
明るい青の目、ダークブラウンの髪。

ヴェブスター一度もイヴのことを乗り越えていなかったことに
気づき、自分自身が腹立たしくなってます。

ローク家前で待ち伏せし、
イヴに事件のことで警告しにきました。

ロークに話したらやっぱりヴェブスターのこと覚えてますね!

イヴとサマーセットの関係もいいです。
サマーセットが帰宅後いなかったらいつもの対決ができないと
ほんの少しがっかりしてるイヴさん。


今回の敵リッカーは過去ロークと関わりがあって
リッカーからロークを守りたいイヴ。
サマーセットがそれは正しいとイヴに言ったのも
主従の関係進展ですよね。


ロークはイヴがリッカーと関わったことを
隠したのをきっかけに怒り冷たくなります。

そのことに悩みメイヴィスやマイラに相談するイヴが
進歩したなぁ。


そんな中、またヴェブスターがローク宅まで来て、
ローク宅内のイヴの仕事場にやってきます。
事件の話をする中、
「ずっと大事だった」と成り行きで?告白し抱きしめます。

そこにローク登場でヴェブスターと殴り合いです。
仲裁するためイヴは一番弱いレベルまで下げた銃を
二人の間に撃ちます。

(ここはロークは根に持ってたみたいで、
後からイヴに一番弱いレベルまで確認してから撃ったことを聞き
イヴは冷静だったのかと知ります)

ロークは「家に元恋人を入れて体を触らせたりしない」と
主張。


「ロムサ」(僕のもの)って若き日の言語でいいます。
イヴにも私のものって言えって強要したり。


ロークがへそを曲げて?冷たくなったところから
ヴェブスター帰宅後からのくだりまで見所ですね。


翌日ヴェブスターはロークの会社まで和解に来て
イヴには非がないことと
「あんたの奥さんを愛しているらしい」と告白。
一晩の関係ってイヴから聞いてるとけん制するローク。


いいかげんにしてよ(Kiss my ass お尻にキスをしての意味もある)
ってまた出てきましたね。


イヴをかばって重症だったヴェブスターも
無事でよかった。


今回の犯人の巡査との墓場でのイヴとの対話が
なんかいいですね。
リッカーに利用されてしまった犯人にちょっと同情してしまう。



9〜11巻は
事件よりもイヴとロークの心情の変化に読み応えがあります。
怒るロークに私は意外でした。
パーフェクトと思いきや、ローク可愛いとこあるな。


読んでいただきありがとうございました★



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