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J.D.ロブ「イヴ&ローク」40〜42巻 感想 [小説 マンガ]

愛読書 イヴ&ロークシリーズ、
40巻も読んでいる自分にも驚く。


40巻越えか〜


初めの頃のイヴとロークの恋愛のきゅんきゅんは
残念ながらなくなっちゃいましたが。


3巻目だっけ?で、もう夫婦にと展開早かったのが
今になるともったいない気もする。


じりじりとくっつくまでもう少し引っ張っても良かったのになぁと。


時系列戻って明かされてないエピソードっていうのも
今更だしなぁ。


なんにせよ、長らく安定して面白く読める小説があるのは
とても幸せなこと。



いつもながらあらすじにもなってないよくわからない感想ですが、
多少ネタバレあるので気になる方はここでおやめ下さいね。




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40巻目 冷笑は祝祭の影で


イブの髪やお肌担当のトリーナ
友達の元彼が殺されているのを
二人で見つけてイヴに通報して始まる事件。


今回は事件というよりイヴファミリーのつながりが
楽しめるお話です。


2つ前だったかの後味悪い話の余韻が
まだ残ってます。終始気持ちよく読めてよかった。


露天販売してるまだ子供の
ティコがイヴのクリスマスプレゼント
選びに協力。

ティコ好きです。

前巻から登場のモリスといい感じになってる
ドゥウィンター博士がまたまた登場。


モリスと一緒にロークのクリスマス会に同伴するそうだ。
私やっぱり苦手。

お互い付き合う気は今はないそう。
ずっといいお友達のままだったら見直すぞ!



鑑識のディックヘッドをリチャードと呼んで
上手にあしらうところも好感が持てないところ。


多分この人が初登場なら気にならなかったんだろうけど、
気の強い、女の魅力前面のオシャレさんが
このシリーズに多くて、げんなりしてるんだと思う。
ごめんよ、ドゥウィンターさん。
またあなたを好きになる日が来るかもしれない。


事件の容疑者候補 の愛人となっていた若いフェリシティ。
純粋でこのシリーズにはまず出てこない感じの女の子。
私好きだなぁって思ってたら、イヴも気に入った様子。


でも田舎に帰っちゃった。
また夢を叶えにNYに戻ってきてほしいな〜
この子ならお気に入りキャラ達のお相手にしてほしいのに。


イヴはサマーセットにプレゼントのラッピングと頼む代わりに
会場の準備を女主人としてとり仕切るのを約束させられます。

なかなか壮観な女主人ぶり。

かかわった関係者、イヴを恐れているのがおもしろい。


ロークからのイヴへのプレゼント
あの胸クソ悪すぎた38巻で出てきた
ジュエリー店(骨董屋さん「アーサ」)で
入手。

金庫に入れていてこの人にこそって人が現れるまで
譲ってなかったお品の素敵な髪飾り(櫛上)


イヴからロークへのプレゼントの一つも
このお店で入手。
白いペニチュアをモチーフにした
真珠とプラチナで作られたえりにつける小さな飾り。

白いペニチュアは結婚式でイヴが持った花。


トリーナにもプレゼント用意して方がいいってロークに言われ
イヴはロークに頼んでました。
キャンドルのようです。

弱っているトリーナは涙ぐみます。


今回やけにソリッドという言葉が出てきました。
当然 固まる

SOLID と言われるとツキプロしか思いつかない。



ロークはパーティお出迎えで
ピーボディに唇にもkiss

チャールズもイヴの唇にkissと
日本人にはよくわからないなーってところも。


ピーボディーに魔法のコート(防弾になってる)を
プレゼント。すごく喜んでますねー
皮でピンクです。



トゥルーハートもdeepなkissをする彼女ができたようで
イヴが目撃してしまってます。
トゥルーハート、そっかー
まぁ誰かわからない相手だったらいいよ。


ロークがパーティ後に用意した朝食は
アイルランド式。

マクナブ、ピーボディも一緒に。
マクナブはスコットランド系で、
タティスコーン(ポテトのスコーン)に喜んでます。

そんなの初めて聞いた。


ロークは結婚前にイヴが契約書にサインした時、
弁護士をつけてたと思っていたけど
イヴは読みもせずサインしたことに初め怒ってます。


法的書類が必要だったのはロークインダストリーで、
イブとロークは一度も必要なかったはずとイヴが言うと
怒りが消えたローク。

こういうところ、イヴいいなって思う。


クリスマスに帰ってきて
ロークとサマーセットがリラックスして雑談してます。
クリスマスだから侮辱は停戦の時期と自分に言い聞かせるイヴ。


サマーセットも前に座らされて
ワインを飲みながら話に身を任せ聞いてます。


サマーセットに
「自分の仕事を心得ている人がいて
細かいことをさばいてくれるから助かる」とイヴさん。


サマーセットも思いがけないプレゼントですねって答える。


どうしちゃったのー


ロークも優しいねっていいます。
でもイヴは優しくはない。今夜は本当のことが好きなのと。


イヴからももう一つのロークへのプレゼントは
魔法の黒いコート
ロークの仕立て屋や研究開発の人にお願いして
内緒で作ってもらったのでした。

内側には隠しポケットも。


フィーニーにも魔法のコート(茶色)を
作ってもらうようにロークにお願いしてました。


ロークからのイヴへのプレゼントは
マスター ルーの名刺。

21巻で出てきたらしい。あのニクシーの話か。
全然覚えてない。


自宅に道場を作るそうです。
稽古してくれて、相手できない時用にホログラムのプログラムまで。



41巻目 孤独な崇拝者


なかなか読み応えありました。


イヴを崇拝してイヴの真の友と思い込み、
イヴの代わりにイヴの邪魔をした人を
排除しています。はた迷惑な・・・


ガーネット・ドゥインターさんの描写
今回もありました。


ドゥインターさん、今回は犯人画像イメージの骨格見て
どういう人っぽいとイヴの役にたってくれました。


わたしはまだ好感度上がりませんが、
作者は好きなんだろうね。


モリスとクリスマス、
ドゥインターの娘さんと3人でお食事したとか。


ウェブスターといい、
急接近すぎるのがイヴ&ロークの世界なのね。


ちなみにウェブスターまだオリンパスの警官と
うまくいってるそうだ。

そしてフィーニーに事件関係で
ウェブスターのことイヴ言われてましたね。
え?イヴに言い寄ってたのって周知の事実だったの?
知らなかった〜〜


犯人追って入ったレストランで
従業員が邪魔になって犯人つかまえられなくて、
そこのロロという主任ウェイトレスに
パイとスープを痩せてるからと貰ったイヴ。

この人もまた出てきそう。


サマーセットのいい人、イヴァンナさんが
ようやく満を持して?登場!

パリ在住、孫もいる。
繊細で金髪でブルーの瞳、ピンクの唇
儚げな顔立ち、70歳前後らしい。


サマーセットはイヴァンナさんの初恋だとか。


プリマバレリーナで
都市戦争(アーバンウォーズ)の始まる前に
夫が亡くなっている。
情報機関で働いていた裏の顔も。

サマーセットの娘マリーナが殺された後
支えたのがイヴァンナさん。
そしてまたロマンスの炎が燃え上がったとか。


3年置きに同じ場所で過ごして思い出に耽るんだって。

イヴと同じでその情報いらないわって思っちゃいました。
なんだろうこの感覚は・・・複雑だ。


愛してるわ、ロークと
すんなり言葉が出るイヴに、そういえば最初の頃
言わなかったよなぁと読みながら
思い出したりしていました。


ナディーン、無事で良かったね。
ここまでレギュラーの人は作者も殺さないとは思うけど
長い連載になると、
そろそろそんな展開もある可能性もあるの?と
ほんの少しドキドキしながら読み進めてました。


覚書:犯人は遺留物採取班の女性でした。



42巻め 紅血の逃避行


今回はあまり緊迫することもない事件でした。
犯人の描写がはじめから長くて、
いつになったらローク出てくるのかと思ってました。


犯人が子供産んで母親に嘘ついて預けて
子供の父親(恋人)とニューヨークへ。
そして途中サイコパスな一面に目覚めていく犯人たち。
なんてやつらだ。
この子供が犯人母が養子になって幸せに暮らせそうなのが救い。


イヴの車、
後部座席にオートシェフ入っているのは出てきていましたが、
前の席にお届けもできる機能が付いていることが判明。
ピーボディも驚いています。
この車大好きと言いながら飲むピーボディが可愛い。



p.240に ホイットニーの描写に
「炯々たる」(読み方:けいけいたる)という
初めて聞く言葉が。


ググると、炯々たるは(目が)鋭く光るさま。だそうです。



ドゥインターさんがレギュラーでちょくちょく出てくる。
前にも書きましたが、作者気に入っているんだろうなぁ。


レオ、ナディーンとともにこの手のやり手のキャラが
多いような気がしてます。


不器用な可愛い女性キャラがでてきてほしいなぁと
個人的に思っている。



連絡忘れで
知らない男(刑事)が自宅仕事部屋にいて少し怒るローク。
う〜ん、ロークってそんな狭量なキャラだったっけか?
イヴのミスってすんなりわかりそうなものなのに。


p.508の
ロークの「そうなの?」は「まさか!」なんですね。


トゥルーハート捜査官合格です。
バクスターのそわそわも見所?でした。よかったね!


今回初登場なのかな?
FBIの特別捜査官ツウェックさん、出番はあまりないものの、
なかなか話のわかるいいやつです。
また登場しそう〜〜




今までの感想は、

J.D.ロブ「イヴ&ローク」がおもしろい!1〜8巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2016-07-31


J.D.ロブ「イヴ&ローク」9〜11巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2016-10-11


J.D.ロブ「イヴ&ローク」12〜14巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2016-11-28


J.D.ロブ「イヴ&ローク」15〜19巻感想

http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-01-11


J.D.ロブ「イヴ&ローク」20〜23巻+番外編感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-02-13


J.D.ロブ「イヴ&ローク」24〜27巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-04-03


J.D.ロブ「イヴ&ローク」28〜30巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-05-24


J.D.ロブ「イヴ&ローク」31〜33巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-06-21


J.D.ロブ「イヴ&ローク」36〜39巻 感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-12-05



読んでいただきありがとうございました★



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