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捨てる刺激を受けた本。その15:ドミニック・ローホー [捨てる]

ドミニック・ローホーさんの本もほぼ全て読んでいる。
好きなんです。


誰々さんの本はこれがいいよとか
即答えられるものが多い。


ドミニックリーホーさんの本はどれも同じようなことを
書かれている部分もあるけれど、
どれもお勧めな感じ。


小さな住まいで小さな暮らしっていうのが
素敵だなぁと思わせてくれたのがドミニックローホーさん。
小さな冷蔵庫、小さな洗濯機とか。

ただものがないんじゃなくて、
残ったものはこだわりの気に入りのものというのも
魅力的。


気が向いたら今まで読んでメモした本の
感想を軽くまとめるかもしれない。


なかには他に比べ微妙なのもあった気もするけど、
エッセイとして楽しめるからいいのだ。


新刊を読んだので紹介。ずっと紹介したかった著者です。
字体も装丁も素敵です。


「シンプルだから、贅沢」ドミニック・ローホー

シンプルだから、贅沢 .JPG


読んでいるとインスピレーションが多く与えられる。
途中で物思いに耽るということがしょちゅう。
こういう本て案外少ない。


ドミニックローホーさんの本は
もちろんものを少なくシンプルに暮らすことを
提案しているのですが、
こういうような内容の本にはない知性を感じられる。
日本人以上に日本のことが詳しいですし、
まぁ、学者さんだから知性がにじみ出るのね、きっと。


翻訳だけど文章の雰囲気が好きで毎回新刊が出ると読む。



ドミニック・ローホーさんも少しずつ変化している。
そんな変化も読者のわたしにも共感できて。


たとえば、
高価なものを所有するのが嫌になったという点。


そこまでは達してはいないし、
ドミニックローホーさんみたいに
全然ものの数を絞れていないのですが、
なんかそういう気分わかるなぁという感じ。
ものの所有とかいろいろ負担を感じてきているのだ。



今回の本で一番刺激的だったのが、
京都のカフェで知り合ったKさん(女性)という方のお話。


1箇所に縛られたくないから半年ごと引っ越し。
仕事も飽きないように2箇所のパートを交互に。


家財はフライパンと鍋の二つ。家電は邪魔になるそうだ。
あとは低いテーブルと布団一式。
服の量も当然少ない感じ。


でも立ち振る舞いが優雅で品良く化粧を欠かさず、
ネイルケアもして、伽羅のお香で首筋に香りをまとうと。
こういうところが憧れる。


長い間芸者の置屋でお母さんの助手をされていたとか。
だからなんだろうなぁ〜素敵です。


ほかには、
ホテル川久の712号室が15年以上も利用して
ずっとここで過ごしたいと思うホテルは世界中にここだけだそう。


あとはイソップのお店で
備品の文房具が全て黒で統一されていてなぜか聞いてみると、
インテリアデザイナーからコンセプトが決められ
そうしていると教えてもらったお話。
無印良品で揃えられているそうです。


ほかにもいろいろ書かれています。
今回の本もなかなかよかったですよ。


読んでいただきありがとうございました★



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