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J.D.ロブ「イヴ&ローク」36〜39巻 感想 [小説 マンガ]

ゆっくり読み進めてきたイヴ&ロークシリーズも、
最新巻まで近づいてきました。


大人の小説でこんなに長く楽しめるのは珍しいような。
私が知らないだけかもしれませんが。


長く楽しめる作品があるというのはいいものです。
が、作者と萌えポイントが違う所も出てきたりもしてます。



いつもながらあらすじにもなってないよくわからない感想ですが、
多少ネタバレあるので気になる方はここでおやめ下さいね。






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36巻目 呪われた使徒のレシピ


ロークの所有する店でテロもどきの事件があったのに
ロークがサマーセットに連絡を忘れ心配をかけてのもあって
サマーセットと一緒に食事をはじめていただくイヴ。


この先もサマーセットはデレることはないのか!?
ないだろうけどさ。


イヴはダラスから帰ってきてから悪夢がひどくなっている様子。


イヴはロークの頼みでしぶしぶマイラのカウンセリングを受けて
いい方向へ変わってきましたね。



バクスターっておしゃれさんの設定だったんだ。



33巻め 裏切り者の街角で出てきた
違法麻薬課のストロング捜査官再登場。
(最後グライドから落ちて怪我してた人。)


国土安全保障機構(HSO)の ディスティール 女性捜査官も初登場。
まともな人です。今後も出てきそう。

そしてマイラのファンみたい。

イヴの幼少期に事件を知りながらHSOは保護しなかった件も
知っているようでした。




サマーセットはアーヴァンウォーズ時代にも
同じような事件があったと教えてくれて、
ツテをたどってイヴに情報提供。
サマーセット使える男だな〜


イヴとサマーセットがけなしあわずちゃんとした会話を続けた記録更新
足掛け2日間とローク。


サマーセットはロークに
イヴがさらにロークをいい人間にしたと話しています。

ここ聞いて嬉しかったなぁ。
はじめの方はイヴのことロークの相手と認めてなかったものね。

この話をイヴにも話すローク。
それを聞いて言葉を失って「彼はやっぱり具合が悪いのよ」と。


今回のお話では「選択がキーだ」とイヴが思うあたりが
物語としてのキモだったと思う。


二人とも過酷な幼少期だったけど、
イヴは腐らず警官の道、
ロークは経営者の道を選んだ。


どんな恵まれない状況でもその時々で何を選ぶかで
変わってくる。


ピーボディにダラスでイヴ母との経緯を話したイヴ。
ピーボディがイヴ母がイヴに気がつかず死んで良かった。
あとでイヴとロークに気がついてもっと苦しめたかもしれなかったからと。
ピーボディ ナイス!


ピーボディがカノーリが食べたい気分って。
カノーリなんて初めて聞いた。
シチリア発祥の揚げ菓子だそうです。
ロークが1ダース買ってあげてます。


最後の方、事件の発端というか、関わっていた
犯人のお祖母さんがこの時代を生き抜いてなんか逞しいなと
変な感想を持ってしまった。
孫がかわいくて逃げなかったのが誤算でしたね。


特殊部隊 SWATのローウェンバームさん初登場??
イヴとは気心が知れた様子。


37巻め 穢れた方程式

映画のプレミアが行われる時期のお話。
特に事件としてはあまり緊迫感はなかったです。


ただ、イヴはロークが作ってくれた防弾コートがなければ
やられてましたね。

サマーセット、ギャラハッドとイヴのやりとりも
安定のブレイクタイム。


p.168
Bollocks up ブロックズドアップ 台無しにする


p.171 ブロックズドアップ ボロを出した とも表現。

調べていただければわかるとおもいますが、
スラングで、Bollocks の他の意味で
わざと英語読みのルビが振られていたのかな?


ウェブスターのミニ情報もありました。
あれ以来ダルシアのいるオリンパスリゾートへ2度行ってるそうだ。
だろうね。作者このカップル押してる感じですし・・・

読み手が作者と押しているカップルが違うときついものがあります。



マグナブと付き合う前にピーボディは夢でヤンシーと・・・という
告白もありました。
こういうところのピーボディ好き!
ヤンシー(手配書の絵を書く人)ってそんなキュートなビジュアルだったのね。



38巻め パーティーは復讐とともに


今までのイヴ&ロークシリーズの事件の中で一番
読んでて胸糞悪かったです。気分悪い。



ここまで気分悪いのはね。描写して欲しくなかった。
(といってもたいしたことはないですよ。)


イヴ勲章もらえることに。
ロークも市民殊勲賞を。

イヴは警部に昇格の打診がありましたが、
まだまだ現場にいたいみたいで断ります。
 

ピーボディ、捜査の役にたったご褒美で
イヴに高級リップを買ってもらってます。
イヴのこういうこっそり包んでもらうところ好き。


ルーベンサンドイッチ っていうのが
出てきたんですけど初めて聞きました。

黒パンにコンビーフチーズなどを挟んで焼いたもの。

イヴがロークのお屋敷で一番気に入っている場所は
プールという描写が。


今回も出てきましたが、
やっぱりローク父を殺したのはサマーセットですね。
(2巻前あたりのあとがきに違うようなことが書かれていました)


イヴはサマーセットにこの件を心の底から感謝していて
それは墓場まで持っていく秘密と。


叙勲式にはロークのおばシニードや親戚、
サマーセットもいます。


あとがきより
このシリーズ、
1995年から20年以上コンスタントに年2冊だしているんですね。
作中はまだ結婚3年目。


39巻目 堕天使たちの聖域


今回の事件はロークが買い上げた古いビルで少女たちの白骨死体が
見つかるという事件。

犯人はみつかりますが、精神病になってしまっていました。
犯人の家族も、犯人も悪人じゃないのがな〜
前巻が後味悪過ぎてね。


今回の見どころ?はマイラの夫 デニスを思うイヴの描写かな。


ロークの初めての・・・は13歳、
イヴの初めては17歳だとのこと。


そして、メイヴィスの過去はあまり語られませんでしたが、
ひどい親の元で育って逃げてきたんですね。

そして名前を変えるのですが、
近所の素敵なマダムの名前をつけたと。

メイヴィスを助けたセバスチャンという人も登場。
メイヴィス今回の事件で見つかった少女たちと
面識があって事件を解決する助けになってます。


メイヴィスの過去はロークにも話していなかった。
メイヴィスもレオナルドにイヴの過去を話さなかったように。

メイヴィスはイヴの過去を知っていたのは今まで描写があったでしょうか?
知っていたからこんなに親しくなったのかな。


マイラ家に来たイヴにデニスが手の冷たいイヴを
心配して手袋と帽子を探してくれます。

イヴさん、人生の中で顔を見た瞬間ハグしたいと思うのは彼だけ
だそうです。

ホットチョコレートを作ってくれるデニス。

赤い手袋と青いスキー帽を子供に付けるようにイヴに装着します。

マイラ邸をでて感情が込み上げて喉が詰まっています。
ロークが用意してくれた手袋はいっぱいなくしていますが、
この赤い手袋だけは無くさないようにしようと心に誓うイヴ。


ロークの屋敷でイヴは引越ししてきてから
ずっとロークのものと感じていたけど、
いつの間に過去の屋敷はわたしのもの、
わたしたちのものになったと驚いていることをロークに話します。


マイラ夫妻のようになりたいというイヴ。

そしてロークを愛してなくて、
マイラがいなければ絶対デニスを選ぶとまで言うイヴ。
デニスはなんだか甘い心を刺激するんだそうです。


ロークはサマーセットに恋人?らしい人がいることをほのめかし
イヴは知りたくないけど教えてって言ってます。
わたしもびっくり。サマーセット〜〜〜
今後そういう人が登場するのかな?


あ、新キャラも登場してました。
ドゥインター。記者会見好きな、法人分類学者。
骨の鑑定してくれた人です。
美人のおしゃれな子持ちバツ1?シングルマザー?
のようです。


モリスとお似合いとピーボディが言ってます。
やめてーーー
しょっぱなから印象悪いんですけど。

ウェブスターのお相手も同じ系統なような・・・




今までの感想は、

J.D.ロブ「イヴ&ローク」がおもしろい!1〜8巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2016-07-31


J.D.ロブ「イヴ&ローク」9〜11巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2016-10-11


J.D.ロブ「イヴ&ローク」12〜14巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2016-11-28


J.D.ロブ「イヴ&ローク」15〜19巻感想

http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-01-11


J.D.ロブ「イヴ&ローク」20〜23巻+番外編感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-02-13


J.D.ロブ「イヴ&ローク」24〜27巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-04-03


J.D.ロブ「イヴ&ローク」28〜30巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-05-24


J.D.ロブ「イヴ&ローク」31〜33巻感想
http://lemon-grey.blog.so-net.ne.jp/2017-06-21


読んでいただきありがとうございました★



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