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ポーの一族 萩尾 望都 読んでみた [小説 マンガ]

ポーの一族 萩尾 望都

萩尾 望都さんといえばnoda mapの舞台「半身」で
初めてお名前を知った。


でも漫画読んだことなかった。
「半身」もちょっと変わったお話なので、
他の作品にも興味持たなかったんですよね。
ちょっと怖いのかな〜って勝手にイメージしてて。


40年ぶりの再会ということで話題になっていて
いつも訪れるブロガーさんに勧められたので
読んでみることにしました。


はじめはネットの1巻無料にて様子を見てみた。


私の好きなヴァンパイアの世界です。
ってもヴァンパイア感ありません。


なんかねーやっぱ大御所は違うね〜
でも、掲載当時はお若かったはず。
今の漫画家さんの漫画とぜんぜん違います。
すごいとしか言いようがない。


雰囲気があって、深み重みが底にあって。
なんかいいわぁ〜


昔の少女漫画って文学ちっくな感じな作品もあったってことなのかな?
萩尾 望都さんが特殊なのかわからないけど。


イラつく恋愛漫画や軽い大河ロマン風な漫画、
原作付きの漫画に辟易している人は
ぜひ一度読んでみるのもいいかと。


古い作品ですが、今読んでも色褪せないです。
格が違う。
久しぶりにいいマンガ見つけたなぁといううれしさ。


こういう作家さんが出てこないね。



ポーの一族
コミックサイズの全5冊と
文庫版全3冊
収録内容が違って、順番も違うんです。



わたしはコミック1巻を期間限定の試し読みで読んで
文庫2巻目から図書館ですぐ借りれたので借りたんだけど、
コミック1巻だけの人は文庫2巻から読む場合、
コミック4.5巻の一部が文庫1巻に収録されているので
あとで文庫1巻読むか、
コミック4、5巻を読まないと全部読めない。
(わかりにくくてすみません)


どれも最後のエディスという話を最後に読めば
どこから読んでもあまり支障はないと
いう意見がありました。確かにそうでした。


結局電子書籍のお試しクーポンで2冊コミック版読みました。
私は文庫2巻読んだ後コミック4、5巻の文庫1巻収録を
読みましたが、最後だけ間違わなければ問題ないです。


コミック

1巻

「ポーの一族」
「ポーの村」
「グレンスミスの日記」
「すきとおった銀の髪」

2巻

「メリーベルと銀のばら」

以下文庫版未収録
「ふしぎの国の人形たち」
「10月の少女たち」

これもミニマンガかな?


3巻
「小鳥の巣」
「六月の声」
「妖精の子もり」

4巻
「エヴァンズの遺書」
「ペニー・レイン」
「リデル・森の中」
「ランプトンは語る」


5巻
「ピカデリー7時」
「はるかな国の花や小鳥」
「ホームズの帽子」
「一週間」
「エディス」


文庫

1巻
「ポーの一族」(コミック1巻)
「ポーの村」(コミック1巻)

「グレンスミスの日記」(コミック1巻)

「すきとおった銀の髪」(コミック1巻)


「ペニー・レイン」(コミック4巻)

「はるかな国の花や小鳥」(コミック5巻)

「リデル・森の中」(コミック4巻)

「一週間」(コミック5巻)

2巻

「メリーベルと銀のばら」(コミック2巻)
「エヴァンズの遺書」(コミック4巻)
「ピカデリー7時」(コミック5巻)

「ホームズの帽子」(コミック5巻)


3巻

「小鳥の巣」(コミック3巻)
「ランプトンは語る」(コミック4巻)
「エディス」(コミック5巻)


以下コミック未収録

とってもしわせトモちゃん
ジョニーウォーカーくんのバラのものがたり

これミニマンガです。
実は読んでない・・・



コミックサイズは復刻版限定ボックス付きのセットが去年出たそう。
まだ置いてある店もありましたよ。


オススメ度:★★★★★

読んでいるときのなんとも言えないこの世界観好き!



たいした感想ではないですが、
以下、重要なネタバレがありますので、
未読の方は読まないほうがいいです。





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まだ話がよくわからないまま1巻読んで
少し時間経って続き読んでいると、
「あれ?メリーベルってあれ死んじゃったの?」
という疑問が出てきた。


死んでないと思ってた。
代わりってわけでもないけどアレンなのか?


そして、最終話エディス・・・
なんか悲しい読後感。
エディスはエドガーの子孫よね。
エディスを助けるためアレン死んじゃった・・・
このエディスにイラっとくるのはなぜだろうか。


でも今後のエドガーの連れ合い?はエディスになるの?
この物語はどこへ向かうのだろうか。


薔薇のエキスを血以外にも栄養にしている設定も
美しいね。

死ねないヴァンパイアの物悲しさったらない。
感想を書くのが難しいし、この世界観を言葉に表すことは
ナンセンスに思います。
漫画でここまで表現できるってすごいな。



月刊フラワーズで掲載された未刊行の新作が
気になっちゃった。


読んでいただきありがとうございました★



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